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© 住宅での受動喫煙被害を考える会・兵庫

兵庫県受動喫煙防止対策検討委員会を傍聴しました

2月5日に、「第4次兵庫県受動喫煙防止対策検討委員会」※の2回目が開かれ、初回に続いて傍聴に行ってきました。

検討委員会にはあらかじめ当会から要望書を送り、住宅での受動喫煙被害について議論するよう求めておりました。要望書は委員の配布資料に含まれており、議論の中で何度か自宅での被害が話題にのぼりましたが、歩きタバコ、喫煙可能店の扱い、職場での被害などが議論の中心を占め、住宅での問題が積極的な議論に至ることはありませんでした。

傍聴しながら感じたのは、県や委員には自宅で受動喫煙被害に遭うことの深刻さが伝わっていないのではないか… ということでした。
「私的空間での喫煙を規制するのは難しい」というような発言もあり、「受動喫煙を生じさせることを問題視している」という、健康増進法の基本的な考え方すら、いまだに理解されていないことを感じました。
実際の被害がどれだけ耐え難くつらいものなのか、どれほどの苦痛や我慢を強いられているのかを、生々しい声として届けることが必要だと痛感しました。

被害事例をとおして、住宅での受動喫煙問題が個人間トラブルではなく社会問題であることを広く訴えていきたいというのが、私どもが会を設立した原点でもあります。「現在の活動」欄にアンケートを準備しました。
行政や社会に住宅での受動喫煙被害の深刻さを伝えるためにも、多くの皆さまのご協力が欠かせません。
よろしくお願いいたします。

※委員会の趣旨や初回の議事録などはこちら