11月29日・30日に埼玉県さいたま市で開催された第19回日本禁煙学会学術総会に、代表・阿部、副代表・荻野が参加しました。

学術総会には全国から医療・保健の従事者・関係者、市民団体の会員などが参加し、「科学でつなぐ禁煙と健康社会」をテーマに、講演やシンポジウムが行われました。
私(阿部)は昨年の米子大会でもシンポジウムに登壇させていただきましたが、内容は「家庭と職場での受動喫煙」でした。今年は「住居での受動喫煙 その解決に向けて」というタイトルのシンポジウムを設定していただき、住宅での問題に特化した内容で1時間、参加者の皆さんに話を聞いていただきました。今年は「住宅での受動喫煙被害の実態と今後の取り組み」と題し、被害経験と当会設立の経緯、そして当会の今後の取り組みについて発表しました。
副代表の荻野は「人権としての住まい 海外事例紹介」と題し、住宅での受動喫煙に関連する海外の法・政策を紹介し、「ソフィア(仮名)の死」と呼ばれるカナダでの安楽死事例から、人権としての住まいについて発表しました。

会場には当会のポスターとリーフレットを持参しました。多くの方にお持ち帰りいただき、たいへんありがたかったです。
あるセッションでは、ポスターとリーフレットを掲げてご紹介くださる方もいらっしゃいました。
学術総会では、受動喫煙に関する新たな知見や禁煙治療に対する熱心な取り組み事例を聞き、大変勉強になりました。これまで活動を応援してくださった方々との再会、また今回初めて知り会った方からも温かい励ましや助言を得ることができ、今後の活動のエネルギーを頂きました。
