MENU

© 住宅での受動喫煙被害を考える会・兵庫

令和7年マンション標準管理規約の改正について

喫煙に関するルールを定める際の考え方を新設

国土交通省は本年10月17日、マンションの管理規約を作成・改正する際のひな型となる「マンション標準管理規約」を改正したことを発表しました。
住宅での受動喫煙に直接関係する箇所としては、第18条関係のコメントとして喫煙に関するルールを定める際の考え方

⑥ 喫煙に関しては、共用部分においてそれを認める、認めない等の規定、認める場合におけるその場所など遵守すべき事項、これらの事項に違反した者に対する措置等について、使用細則で定めることは可能である。
また、他の区分所有者及び占有者との円滑な共同生活を維持する観点から、周囲の状況に配慮した方法で喫煙することが望ましく、使用細則において、そうした規定を盛り込むことも考えられる。

が新設されました。

改正の詳細については、国土交通省のマンション標準管理規約に関するページを、改正点を簡潔にまとめたものとしては、報道発表資料をご覧ください。
報道発表資料によれば、喫煙に関するルールを定める際の考え方の新設は、「社会情勢等を踏まえた見直し」であるとされています。健康増進法の改正や国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針の全部改正に加え、これまで行われてきた標準管理規約の改正の際のパブリックコメントに意見を送っていらした皆様の継続的な働きかけにより、社会情勢の変化として認識され、喫煙に関するルールを定める際の考え方が明記される結果となりました。

意見募集の結果について

マンション標準管理規約の改正案に関する意見募集の結果概要及び意見に対する考え方は、こちらをご覧ください。

今後も標準管理規約の改正は継続的に行われると予想されます。
意見募集が行われる場合には、当会のホームページでお知らせします。
当会では引き続き、住宅での受動喫煙がなくなるよう、行政に働きかけてまいります。

オンラインセミナーや相談会が開催

マンションにお住まいの方は、管理組合の役員としてマンション管理に携わる立場になることもあるかと思います。
このたびのマンション関係法の改正にあたり、マンション管理がどのように変わっていくかについて、シンポジウムや全国説明会が開催されます。
ご興味のある方は視聴や参加を検討されてはいかがでしょうか。

【国土交通省主催】
令和7年度マンション管理適正化シンポジウム~マンション関係法改正でどう変わる?これからのマンション管理~
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001911972.pdf

【法務省・国土交通省連携】
令和7年度 改正マンション関係法に関する全国説明会~全国47都道府県で法改正の概要等を説明~
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00379.html