5月16日付Yahooニュースに、サイエンスライターの石田雅彦氏の記事「『お隣さん』から致死性の『タバコ煙』が我が家へ。近隣住宅からの受動喫煙問題を考える」が掲載されました。
その記事中で、
(引用開始)
日本では今、近隣からの受動喫煙の被害に苦しむ人たちが声を上げ始めている。実際に被害を受けた経験を持つ人が立ち上げた「住宅での受動喫煙被害を考える会・兵庫」もその一つで、この会のサイトには被害を受けた人たちのアンケートが寄せられている。
(引用終了)
と、当会が紹介されました。
記事では、プライベート空間での近隣の喫煙者による受動喫煙の被害は世界的にも大きな問題になりつつあることや、受動喫煙問題は公共の場からプライベート空間へと移ってきていることを受け、「改正健康増進法の5年後改定に、こうした近隣からの受動喫煙防止対策を盛り込むべきだろう」という石田氏の見解が示されています。
当会においても、健康増進法の見直しの検討を求めるオンライン署名を引き続き行っています。

住宅での受動喫煙被害をなくすため、
健康増進法の見直しの検討を厚生労働省に
求めます
また、国土交通省では、禁煙団体による政策提言を受け、マンション標準管理規約コメントに受動喫煙防止の内容を採用する方向で検討を進めていると記事にあります。
これが実現すれば、集合住宅の管理規約に受動喫煙の防止や被害が出た場合の対応などを講じる必要が管理主体に課せられる可能性が高まります。現在、住宅の受動喫煙問題に対応する専用窓口はなく、集合住宅の管理主体が各々判断したり、個人間の問題とされる場合も多く、健康被害に苦しみながら右往左往している受動喫煙被害者にとっては、大きな前進となるはずです。
住宅での受動喫煙は、現在被害に遭っていない人でも、ある日突被害者の立場に立たされる可能性がある問題です。
より多くの方々に、自分の身に起きてもおかしくない問題であることを認識してもらい、行政に被害実態の深刻さを知らせるためにも、皆様の被害経験をアンケートフォームからお寄せください。
ご協力を、お願いします。